なぜ販促イベントを増やすと売上が上がるのか

こんにちは、みなさん!今日は、「なぜ販促イベントを増やすと売上が上がるのか」についてお話ししたいと思います。
締め切りの力
皆さん、何かを買おうと思った時、どんなことがその決断を後押ししますか?
お得なキャンペーンやイベントがある時ではないでしょうか。特に、キャンペーンやイベントに「締め切り」があると、急いで行動を起こそうと思いますよね。
人は失うことを恐れる
ここで大切なのは、「人は失うことをとても恐れる」という心理です。
何か得られるチャンスがあると、それを逃すと損をしてしまうかもしれないと思うと、私たちは動かざるを得なくなります。
この心理を利用して、販促イベントやキャンペーンを増やし、人々に「今しかない!」と感じる機会を多くするのです。
オーダースーツ店の成功事例
たとえば、私の顧客であるオーダースーツを作るお店で「父の日キャンペーン」を実施し、集客に成功しました。
「父の日に自分へのご褒美にオーダーメイドのスーツはどうですか?」というメッセージを伝えたところ、父の日の前日には予約が普段の6倍に跳ね上がりました。これは、キャンペーンを見た人が「このチャンスを逃したくない!」と感じたからです。
キャンペーンを増やすことで売上が伸びる理由
よく考えてください。このキャンペーンは父の日だから成功したのでしょうか?
そうではありません。父の日には、子供や奥さんがお父さんにプレゼントするものです。子供や奥さんが父の日にスーツをプレゼントすることはほとんどありません。
父の日キャンペーンは、父親に向けて、自分のご褒美にスーツはどうでしょうか?というメッセージを訴求しました。
この訴求内容以上に効果があったのは、このキャンペーンだといつもより安くオーダースーツが作れるということでした。
どうせスーツを作るのなら、「このチャンスを逃したくない」という心理が働いたことは言うまでもありません。
父の日のようなキャンペーンを年に1回ではなく、もっと数を増やしていくと、自然と売上は伸びていきます。
結婚式場のブライダルフェアの成功例
以前、リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」で仕事をしていた時、私の顧客の結婚式場では、年に2回新規のお客様を獲得するためのイベントであるブライダルフェアを開催していました。
もっと多くの新しいお客様に来てもらいたいと思い、年に6回のイベント開催を提案しました。
イベントが増えると、それだけ多くのカップルが訪れ、予約も大幅に増えたんです。
理由はシンプルで、イベントが多いと、それだけ多くの人々に参加するチャンスが増えるからです。今では、年6回どころではなく、新規獲得相談会が毎週行われています。
イベントの重要性
イベントやキャンペーンを増やすことは、ただ数を増やすだけではありません。「参加することで得られるメリット」や「参加しないと損してしまうリスク」をしっかりとアピールし、人々の心に火をつけることが必要です。それができれば、売上は自然と伸びるでしょう。
締め切りの魔法をビジネスに活用しよう
皆さんも「締め切り」という魔法の力をビジネスに活用してみてはいかがでしょうか?きっと素晴らしい成果が得られるはずです。それでは、また次回お会いしましょう!
