人を選ぶ技術 | 採用担当者じゃないけど、めっちゃ刺激を受けた本

人を選ぶ技術 小野壮彦 著

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印象的だったポイント

「人を見る目」では、とても希少で高いレベルの経験をした著者がわかりやすく、そのノウハウを教えてくれている本。

私が、印象に残ったポイントは、

会社を潰すのは、能力の低い人ではない。人として悪、けれども優秀な人である

能力よりもポテンシャル(その人の器)が重要である

ポテンシャルの中で要素の一つでが最も重要なものが好奇心

この本では、その人の能力の見極め方からポテンシャルの見極める質問など、多くのことが丁寧に書かれていて、私の中では永久保存版の本となった。

採用関係ない人に何の役に立つのか?

採用の面接は、何度か経験はある。しかし、今は、していない。そんな採用に関係ない私にとって何の役に立つのか?と思われる人も多いだろう。

以下、私にとって、役に立つポイントをあげてみたい

  1. 子育て
    子供の好奇心を伸ばす教育がよい。多くの親は、子供の能力を伸ばすための習い事(塾など)をやらせすぎている。将来の役に立つかどうか関係なく、子供の好奇心を伸ばすことが重要。肝に命じて子供と向き合おうと思いました。
  2. ビジネスする上での人の見極め
    多くの人は、成功している人やポジションが高い人は、人間性も素晴らしい、と思っている。私のこれまでの社会人経験から言って、そんなことはない。どんな人の中にも天使と悪魔が棲んでいる。誰と仕事をするか、一緒に仕事をする人はどんな人なのか、お客さんはどんな人なのか?、そんなお客さんと仕事をしたいのか?仕事とはすべて人とかかわるもので、それを見極める力というのはビジネスにおいて大変重要。
  3. 自分自身を知り、高めることが重要
    いい仕事をするためには自分の人間性を磨き高めることが重要
  4. マーケティングという仕事においても人を知ることは重要
    お客さんのことを深く理解することがマーケティングの世界では重要で、それってすなわち人を深く理解することでもある

著者の魂が感じられた

この本は、著者が全力で自分の中にあるものを伝えようとしていた。

ビジネス書の中には、本自体は、300ページあるが、内容的には10ページ(ちょっと大げさかも)しかないというような本も多い。しかし、この本は、著者の稀有な経験と学びから得られたノウハウがぎゅっと詰まっている。

読者の役に立とうする愛情すら感じる本でした。

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