「検索広告って以前に比べて存在感がないなあ」
そう感じている人も多いのではないでしょうか?
Instagram、TikTok、YouTubeが注目を集め、最近(2024年10月時点)ではAI検索も登場し、検索広告が地味なイメージになっているように感じるのは私だけでしょうか?
しかし、だからこそ今、検索広告は重要だと思うのです。
あなたの顧客が商品やサービスを見つける方法として「検索」を使っているのであれば、検索広告は押さえておくべき重要な集客手段だと考えます。
田の字(OPQR分析)グラフで検索広告を改善
まずは、グラフを見てみましょう

このグラフは、検索語句のデータを田の字グラフにしたものです。
横軸はクリック数、縦軸はコンバージョン数(予約数)を表しています。
中央で田の字にグラフが分割されています。
田の字グラフの見方
田の字グラフの見方
田の字の右上:OKキーワード
右下:コンバージョン率を上げるべきキーワード
左上:クリック数を増やすべきキーワード
左下:見直し(または様子見)キーワード
※「OPQR分析」と呼ばれ手法を参考にしています。(参考:西著『戦略会計STRAC2』ソーテック社、1300円)
このグラフからどのような意思決定ができるか?
注目すべきは、左上のキーワードです。
やや見づらいですが、「座骨神経痛 ストレッチ」「ゴッドハンド ○○(地名)」「○○クリニック(競合店)」の3つのキーワードがあります。
左上は、クリック数は少ないものの、コンバージョン数(予約数)が多いキーワードを示しています。
つまり、これらのキーワードのクリック数を増やすことができれば、予約数を上げられる可能性が高いのです。したがって、この3つのキーワードのクリック数を増やすという戦略的決定が可能となります。
具体的なアクション
クリック数を増やすには具体的に何をすればよいでしょうか?
最も簡単な方法は予算の調整です。
キーワードの予算を上げるのが最も手っ取り早い方法ですが、私は別のアプローチを提案しました。「座骨神経痛 ○○(地名)」というキーワードに特化した新しいページを作成し、「座骨神経痛 ○○」というキーワードで検索広告を展開するというものです。
自然検索で上位に来るようSEO(検索エンジン最適化)も意識しつつページを作成するので、長期的視野も考えての施策になります。
現在、このランディングページを作成中です。この施策の結果については、機会があればまたシェアしたいと思います。
追伸
「ゴッドハンド ○○(地名)」のキーワードについても同様に展開していく予定です。
「○○クリニック(競合店)」のキーワードは、1クリック単価が高くなるので、ここはわざわざ取りに行く必要はないかなと思っています。
